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産総研、人型ロボットの全身動作を作成・編集できるソフトを開発

開発した統合ソフトウエア「Choreonoid」による動作の編集例 産業技術総合研究所( http://www.aist.go.jp )ヒューマノイド研究グループの中岡慎一郎研究員らは、人間型ロボットの全身動作を直接作成・編集できる統合ソフトウエア「Choreonoid(コレオノイド)」を開発した。

 このソフトウエアは、ユーザーが入力した一連の人間型ロボットの動作姿勢(キーポーズ)を力学的に安定な動作へ瞬時に自動変換し、ロボットの専門知識がなくてもCGキャラクターの動作を作成する感覚で、人間型ロボットの多様な振る舞いを簡単に作成できるものである。この技術により、人間型ロボットを用いた新たなコンテンツ産業の創出が期待される。

 昨今、人間型ロボットの研究開発が精力的に行われているが、人間型ロボットの応用は、学術分野などに限定されており、コンテンツ分野を中心とした新たな人間型ロボット市場の創出が期待されている。

コンテンツ分野において人間型ロボットの利用を促進するためには、テレビ、PC、ゲームなどのように、ハードウエアは技術者が制作し、コンテンツ(ソフトウエア)はクリエイターが制作するといった制作者の分離が必要とされる。しかし、コンテンツの制作者は、ロボットの専門知識をもたないため人間型ロボットの能力を十分に活用したコンテンツを作成することは困難であった。

 今後は、「Choreonoid」を広く一般に公開し、さまざまなクリエイターとの共同により、人間型ロボットの新たなコンテンツ制作を行っていく予定。