NTN、小規模事業場向け超小型研削スラッジ固形化装置を開発

NTN「PRG-III」 NTN( http://www.ntn.co.jp )は金属加工で発生する研削スラッジの再利用設備として、小規模事業場向けに新機能を搭載した超小型研削スラッジ固形化装置 「PRG-III」を開発した。NTNテクニカルサービスより11月から販売を開始する。

 同社は、2000年にベアリング製造工程で発生する研削スラッジを金属と研削液に分離する処理技術とその設備(研削スラッジ固形化装置)を開発。金属と研削液を資源として再利用するリサイクル技術を確立した。これにより、研削スラッジ処理費用の大幅なコストダウンと同時に、同社の研削工程で発生する金属材料·研削液の100%リサイクルを達成した。この技術をもとにPRGシリーズを開発した。

 同シリーズは、ユーザの研削スラッジ排出規模に合わせ、これまで圧縮能力1,000kN、処理能力30トン/月の「PRG-I」、520kN、処理能力20トン/月の「PRG-IIL」の2タイプを販売してきた。

 今回は、大規模事業場においても小規模単位で処理したいという顧客の要望や研削スラッジ排出量が少ない企業が多いことから、主に小規模事業場用に設置スペースの小さい新タイプを開発·商品化した。最大処理能力は13kg/h(5トン/月)、最大圧縮能力は300kN。

 開発品は、加圧条件自動設定システムを採用し知能化、加圧条件の最適化により、研削スラッジの含水率に応じた最適加圧条件(加圧力と加圧速度)を自動調整できる。設置面積は間口1300mm、奥行600mm、設置面積0.80m2で PRG-I比40%とコンパクトにした。また、総高さを1,200 mmに抑えて投入作業の負荷を軽減、タッチパネルを採用するなど作業性・操作性を向上せた。油圧ポンプをインバータ駆動とし、シリンダー動作時のみ稼動する新制御方式を採用したことから従来制御方式比で消費電力14%削減らした。