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IHIエアロ、米から衛星用エンジンを含め計4台のエンジンを受注

今回受注した衛星用エンジンと同型の衛星用エンジン IHIエアロスペース( http://www.ihi.co.jp/ia/ )は、アメリカのロッキード・マーチン社から通信衛星「Vinasat-2」に搭載される衛星用エンジンを含め計4台のエンジンを受注した。

 「Vinasat-2」は、ベトナム2基目の衛星として2012年に打ち上げが予定されており、ベトナム郵便通信グループ(VNPT)が運営を行う。今回の受注で,IAの海外向け衛星用エンジンの受注は累計で100台となった。

 今回受注した衛星用エンジンは、同社が2000年に独自開発したもので、推力450N(約45kgf)、比推力329秒と世界最高性能のエンジン。燃料にはヒドラジン,酸化剤には四酸化二窒素を使用する。衛星用エンジンは、比推力が高くなると燃費が向上することから、このエンジンは衛星の軽量化や衛星の長期間の運用を可能とする。

 今後同社では,衛星の打ち上げ需要が旺盛な欧米を中心とした海外での事業拡大を目指し、積極的な受注活動を行っていく。