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ヨコオ、コーティングなどの工程を含まない医療用ガイドワイヤユニット

ヨコオ「ガイドワイヤユニット」 ヨコオ( http://www.yokowo.co.jp )は、医療用微細精密加工部品ビジネス事業化を本格化するために、「MD(Medical Device)事業推進部」を設定し、医療用ディスポーザブルカテーテルの構成部品である金属製チューブ・リング、金属製切削加工部品、金属製各種コイル等を対象製品(部品)として事業化を推進している。今回新たに医療用「ガイドワイヤユニット」を製品化し、1月からOEM発売を開始する。同品は、PTFE・潤滑性コーティング、滅菌工程は含まない。医療機器メーカーの設計に基づき、各部品の加工および組立を実施する半完成品である。

 医療用カテーテルおよび内視鏡市場においては、保険償還価格の下落や改正薬事法など医療機器業界にとって厳しい環境下ではあるものの、社会の高齢化、成人病・癌の増加に加え、患者のQOL改善として外科手術による患者の負担の軽減を目的とした低侵襲治療のニーズの高まりによって、年々市場は増加している。

 今回発売する「ガイドワイヤユニット」は、血管造影(マイクロ)用ガイドワイヤ・PTCAガイドワイヤ・各種カテーテルに付属するガイドワイヤなどの半完成品に相当し、これらに適用されるテーパ加工ワイヤ(通称コアワイヤ)と、金属製コイルとを接合した状態で医療機器メーカーへ供給される。

 供給体制としては、顧客の要求仕様に基づいた開発・評価用試作、および量産への対応が可能。製造(組立て)は、同社国内工場(群馬県富岡市)のクリーンルーム内にて行う。