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愛知製鋼、スマートフォン向けに機能を改善した6軸モーションセンサ開発

 愛知製鋼( http://www.aichi-steel.co.jp )は、スマートフォン向けに機能を改善した高性能な6軸モーションセンサ「AMI603」を開発、サンプル販売を開始する。

 同品は、3軸磁気センサ、3軸加速度センサおよび制御用ICを1チップ内に集積化した超小型の6軸モーションセンサである。方位、傾きおよび運動を検知することができる。

 特長は、方位精度誤差3度以下で、既存品の誤差10度以下に比べて優れている。さらに測定時間0.6m秒の高速測定が可能で、回転速度の測定(6軸で世界初の磁気ジャイロ機能)を実現した。また、サイズを3.0×3.0mm(同社既存品比65%減)、消費電流を0.5mA(同50%減)と高密度実装タイプに改善しており、スマートフォン搭載電子部品の仕様を満足するものとなっている。あわせて、低消費電流タイプの歩数計も内蔵している。

 電子コンパスは、スマートフォンに標準装備され、その使用量は急拡大しているという。同社は、昨年7月に超小型電子コンパスを開発、本年2月から量産を開始している。スマートフォンは、AR(拡張現実)サービス、ナビゲーション、ゲーム、エアマウス機能などますます高機能化している。今回開発した6軸モーションセンサは、これらの機能要求に応えるものである。