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GSユアサなど、計画停電対応のバックアップ用無停電電源装置3種発表

GSユアサ、ジーエス・ユアサ パワーエレクトロニクス「BACSTAR LPSi5180」GSユアサ、ジーエス・ユアサ パワーエレクトロニクス「BACSTAR LPSi5180」 GSユアサとジーエス・ユアサ パワーエレクトロニクスはこのほど、長時間繰り返し停電を想定したバックアップ用無停電電源装置3種類を発表した。

 同品は3時間程度の停電が連日続いた場合でも問題なく電源を供給し続けることを可能にした。2011年4月21日に受注を開始し、同年7月1日以降の納入を目指す。

 一般的に無停電電源装置は、バックアップ時間を5~30分程度と短く想定しているものがほとんどで、長時間のバックアップに適した設計ではないという。さらに、搭載する鉛蓄電池は、充放電を繰り返すような使い方をすると、極端に寿命が短くなる短所があった。今回発表した電源装置は、短時間で回復充電が可能なように充電器の容量を確保し、さらに繰り返しの充放電が可能なリチウムイオン電池を採用した。

 サーバー機やパソコン、ルータなどICT機器に向けた「Acrostar LPSi1000-180」(屋内用)は、容量2.6kWh(14セル)のリチウムイオン電池を搭載する。価格は150万円。外形寸法は226mm×535mm×630mmで、質量は約75Kg。

 ビルや工場、交通システムなどの停電対策に向けた大型品「BACSTAR LPSi5180」(屋内用)は、容量18kWh(96セル)のリチウムイオン電池を搭載する。価格は550万円。急速充電性に優れ、約4時間で満充電にできる。

 信号機や監視カメラ、防災機器などのバックアップ用電源として利用する「CAVSTAR」は、容量2.6kWh(14セル)のリチウムイオン電池を搭載する。価格は250万円で。屋外での設置に対応する。