メインコンテンツに移動

森精機、航空機や医療などの複雑形状ワークの加工に対する5軸制御マシニングセンタ

森精機製作所「DMU 60 eVo」 森精機製作所( http://www.moriseiki.co.jp )は、提携先であるドイツ・ギルデマイスター(DMG)社製5軸制御マシニングセンタ「DMU 60 eVo」の受注を開始した。同品は世界中で3,000台以上の納入実績を誇るeVoシリーズの新たなモデル。

 近年、航空機や医療などの分野において複雑形状ワークの加工に対する需要が高まっており、そのニーズに応える機種となる。

 同品はX、Y軸を機械上部に配置した門形構造を採用している。この構造により主軸のオーバハング
を最小限にすることで機械の安定性と剛性を向上させ、高精度を長期間維持できる。またY軸サドルの配置方法を最適化し、機械前部を円弧状に設計することで作業エリアへの接近性と段取り性が向上した。

 また、定評のある同シリーズの回転傾斜テーブルをさらに強化。600×500 mm(コーナー部φ630mm)の回転傾斜テーブルはそのコンセプトを保ちつつ、テーブル最大積載質量は従来機比2倍の400kgにアップしている。旋回範囲は-5°から+110°で、幅広い加工が可能となっている。