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安川電機、中国に産業用ロボットの生産拠点を新設

 安川電機( http://www.yaskawa.co.jp )は、産業用ロボットの新たな生産拠点として、現在の福岡県北九州市(八幡西事業所)のロボット工場に加え、中国をはじめとしたアジア新興国でのロボット需要拡大に対応するため、中国江蘇省常州市にロボット生産子会社を設立すると発表した。

 近年の中国を初めとするアジア新興国の経済発展や、国内の少子高齢化による医療や介護などの新たな市場の成長により、ロボット市場は、今後も中・長期的に大きく成長する見込みだという。そのうえで、今後のロボットの需要増に対応するためには、現在の生産能力を拡大する必要があり、中国に新たな生産拠点の増設を行うこととした。

 今回設立する「安川電機(中国)機器人有限公司」は資本金2,250万米ドル(約18億円)、従業員数約200名(2015年度末予定)。産業用ロボット(制御装置含む)の製造、販売およびアフターサービスを行う。量産開始は2013年3月に予定しており、2015年度には年間6,000台の生産を行う予定。

 なお、日本を含めた先進国向けのロボットに加え、これから新たに市場開拓を進めている高速ハンドリングロボットやサービスロボット(バイオメディカル分野向けロボットなど)等は、今後も日本での生産を継続する。さらにマザー工場として製品・生産技術・ロボット利用技術などの研究・開発など、同社メーカーとしての基本部分も、引き続き日本国内で行っていく。