NTN、高速・高精度位置決め用パラレルリンク型高速角度制御装置を開発

 NTN( http://www.ntn.co.jp )は、小型で広い可動角度範囲を備え、高速・高精度な角度位置決めを実現した「パラレルリンク型高速角度制御装置」を開発した。

 角度の位置決め制御機構には、主にパラレルリンク機構(複数のアームによって1つの先端を支持する機構で、各アームが並列<パラレル>に接続される)か、シリアルリンク機構(産業用ロボット<多関節ロボット>に見られる、複数のリンクを直列につなげたリンク機構)が用いられる。しかし、パラレルリンク機構では装置の大型化が、シリアルリンク機構では可動部重量に起因する位置決め速度の低下が課題となっていたという。

 今回同社が開発した「パラレルリンク型高速角度制御装置」は、独特のパラレルリンク構造を採用。小型で広い可動角度範囲を実現するとともに、新開発の駆動機構で三つの静止側アーム部の角度を協調制御することで、小型モータでも高速な位置決め動作を可能にした。また、3つのアーム部を軽微に相互干渉させる制御手法により、回転部の遊び(ガタ)を打ち消し、位置決め精度を10倍の±0.05mmに向上させた。

 今後、開発品を省スペースで広い可動角度範囲と高速・高精度な位置決めが必要とされる、自動生産設備の生産性向上に貢献する装置として提案しいく。
NTN「パラレルリンク型高速角度制御装置」左:横から見た写真 右:下から見た写真