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テルモ、カテーテル製品増産対応などで山口県に新工場設立

 テルモ( http://www.terumo.co.jp )は、グローバルで需要が高まるカテーテル製品の増産対応と、疼痛緩和製品および将来の成長が見込めるドラッグ&デバイス製品の生産体制の確保、また、BCP(Business continuity planning:事業継続計画)の観点から生産拠点を多極化するため、山口県に新たに工場を設立する。

 同社ではグローバルでの成長を加速しており、海外売上高比率は半分を超えるなか、海外生産比率も同様に引き上げる予定。一方、医療機器には、開発から生産まで切り離すことができない製品開発プロセスがあり、また、海外への移管が難しい高度で精密な生産技術がある。国内生産拠点は、ものづくりのコア技術の育成と、改良改善を支える生産技術を磨くマザー工場として位置づけていく。

 また、現在国内においては生産拠点が静岡、山梨県に集中しており、災害時などの安定供給を考えて山口県に新工場を設立することを決めた。新工場は、2015年春ごろに操業開始を予定している。操業開始時点で従業員は130人程度とする計画。2020年度にこの工場の生産品により年間売上高300億円を目指す。