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NTN、トルク損失率を50%低減した等速ジョイント

NTN「次世代高効率固定式等速ジョイント CFJ」 NTN( http://www.ntn.co.jp )は、従来の固定式等速ジョイントに比べ、トルク損失率を50%低減した「次世代高効率固定式等速ジョイント CFJ」を開発した。

 同品は、摩擦損失を低減するために独自の設計を採用し、従来の「Eシリーズ:EBJ」に対して低発熱でトルク損失率を50%低減することに成功した。

 等速ジョイントは、機構上、作動角度が大きくなるほどトルク損失率も大きくなるが、同品は、独自のスフェリカル・クロスグルーブ構造を採用することで、内部摩擦力を大幅に削減し、広範囲の作動角度においてもトルク損失率が低減される。特に、作動角度の大きいSUVなどの車両に適用することで、燃費改善に大きく寄与するほか、高速回転時の温度上昇量も低減するため、より高速で回転するプロペラシャフトへの適用も可能。

 世界の自動車業界において、低燃費化は重要な課題であり、燃費改善技術は自動車を構成するあらゆる部品に求められ、ドライブシャフトやプロペラシャフトに使用される等速ジョイントにも、さらなるトルク損失の低減が求められている。同社では、これまで軽量・コンパクトで高効率な等速ジョイントを、軽自動車からSUVまで多様な車種に展開している。

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