JX日鉱日石エネルギー、錆処理工程を一元化する鋼製製品向けの錆止め油

 JX日鉱日石エネルギーは、錆処理工程を一元化する鋼製製品向けの錆止め油「アンチラストテラミ LS-W」の販売を開始した。

 一般的な鉄鋼製品の防錆処理においては、錆の原因となる加工中に付着する指紋や水溶液などを洗浄兼中間錆止め油で洗浄する「洗浄工程」と、長期錆止め油を使用する「錆止め工程」の二工程、 あるいはどちらか一方の工程が行われている

 同品は、錆の原因である水溶液を除去する性能と、長期さび止め性能を両立させた錆止め油。同品の使用により、洗浄と錆止めの二工程を一元化することが可能となり、防錆処理の効率化を図ることができる。また、工程の簡素化や設置スペースなどの都合から、一工程で防錆処理を行っているケースにおいても、鉄鋼製品の品質を向上することができる。

 同社によると、多くの錆止め油には、バリウム系添加剤が使用されており、特定のバリウム化合物については、環境などへの影響が懸念されることから、海外においてはバリウムに関する規制の強化や、自主的にバリウム系錆止め油の使用を制限するなどの動きが見られるという。同品は、バリウム系添加物を含有しておらず、このような規制地域(国)への輸出製品にも安心して使用できるとともに、将来規制が強化された場合でも、継続して使用が可能だという。

JX日鉱日石エネルギー「錆処理工程一元化のイメージ」錆処理工程一元化のイメージ