カネカ、透析シャント用高耐圧PTAバルーンカテーテルの新グレードを開発

 カネカ( http://www.kaneka.co.jp/ )は透析シャント(血液透析を行う際に充分な血液量を得るために、腕の動脈と静脈を直接つなぎ合わせたもの)の狭窄や閉塞の治療用の高耐圧PTAバルーンカテーテルの新グレード「35YOROI」を開発し、販売を開始した。子会社であるカネカメディックスを通じて販売する。

 同社は透析シャント用のPTAバルーン「大銀杏シリーズ」「不知火シリーズ」、30気圧まで加圧可能な「YOROI」をすでに発売しており、医療機関より高い評価を得ている。「YOROI」はこれまでに10000本以上が使用され、高度狭窄・閉塞病変においても有効な拡張効果を示している。

 しかし、治療目的や医師の手技に合わせ「YOROI」より太いガイドワイヤーと併用して使用する製品開発の要望が高まっていたという。同社はこの要望に応え「YOROI」の製法を生かした、カテーテル外径が4フレンチ(約1.2mm)超の「35YOROI」を開発した。バルーン部分は中間層に特殊繊維を編みこんだ3層構造となっており、通常のPTAバルーンカテーテルの最大拡張圧が20気圧前後であるのに対し、30気圧を実現し、圧を上げてもバルーン外径が大きくなり難く、正常血管への余分な負荷を与えないノンコンプライアント性能も備えている。

カネカ「35YOROI」バルーン部分は中間層に特殊繊維を編みこんだ3層構造となっている

 同社では、通過性能と耐圧性能を重視した「大銀杏Ⅱ」・「不知火シリーズ」、高耐圧とノンコンプライアント性能重視の「35YOROI」・「YOROI」の4タイプをラインアップすることにより、透析シャントPTA分野でのさらなるシェアアップを目指す。