SUS、年内にアルミ押出生産能力を約2倍に増強

 FA向けアルミ製機器製品および機械装置の設計開発、製造、販売会社であるSUS( www.sus.co.jp )は、同社福島事業所(福島県須賀川市)の拡張を進めており、年内にアルミ押出生産能力を約2倍とする予定であると発表した。4月1日には、今年1月末に事業所内に完成した加工新工場(延床面積3569.25m2)が本格稼働する。今回の福島事業所設備拡張における総投資額は約15億円になる。

 今回の設備拡張ではまず、事業所内に押出工場、アルマイト工場、組立工場に次ぐ4番目の工場として、加工専用の新工場を建設した。新工場には、これまで押出工場内に設置していたアルミフレームの切断・加工設備をすべて移設。さらに自動倉庫、高性能長尺切断機、高性能NC加工機、自動梱包機などを追加導入し、加工能力や作業効率を高める。

 加えて秋ごろを目処に、押出工場に新型のアルミ押出機を導入し、アルミ押出生産能力を現状の月産400t/月から、最大800t/月まで引き上げる。新型押出機の稼働は2013年12月を予定している。この設備拡張に伴い、昨秋より雇用を拡大し、19名を新規採用している。今後も稼働状況に応じて、新規雇用を計画するという。

 同社では近年、太陽光発電事業に用いるソーラー取付架台やパワーコンディショナー収納ボックス、駅ホームの上家、待合室、サービスエリア内の喫煙ブースなど、構造物や建築物の受注・生産が増えているという。現在は8インチの押出機(押出能力2350t)1機を保有しているが、12インチの新型アルミ押出機(押出能力4000t)を導入して2機体制とすることで、故障などによる不測の事態を回避するとともに、生産能力増、コスト削減など全体的な高効率化を図る。また、これまで外部業者に生産を委託してきた一部の大型フレームも自社で生産できるようになるため、より高品質・低コスト・短納期での製品提供が可能になるという。
 
福島新工場内観福島新工場内観