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富士フィルム、熊本にフラットパネルディスク材料の技術開発部門設置

 富士フイルムは、フラットパネルディスプレイ材料「フジタック」の主要生産拠点である富士フイルム九州(熊本県)に、新たに技術開発部門を設置し、フジタックの生産技術の開発体制を強化する。フジタックの生産効率アップと品質向上、多品種対応に向けた生産技術開発を行うとともに、既存ラインへの設備投資を行う。

 液晶テレビは、大画面化の進展とともに画面面積が年率2桁成長しており、今後も成長が見込まれている。また、タブレットPCやスマートフォン向けの中小型液晶パネルの需要が増えており、液晶パネルの生産に必要なフジタックの需要も安定的に伸びているという。

 フジタックは、現在、神奈川工場足柄サイト、富士フイルムオプトマテリアルズ、富士フイルム九州の3拠点で生産されており、なかでも富士フイルム九州は生産能力全体の55%をカバーする主要拠点。今回、生産技術の開発機能を富士フイルム九州にも設置することにより、多様化する顧客ニーズに迅速に対応する。

富士フィルム「フジタック」