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JFEスチール、タイで溶融亜鉛めっき鋼板製造設備を稼動

 JFEスチールの子会社であるJFE Steel Galvanizing (Thailand) Ltd.は、タイ初の自動車用溶融亜鉛めっき鋼板製造設備(Continuous Galvanizing Line:CGL)の建設工事をタイ南東部ラヨン県ヘマラート・イースタンシーボード工業団地内で稼動させた。今後は試験生産を経て、本格的に営業生産を開始する予定。

 タイは、すでに多くの自動車会社が生産・輸出拠点を構える東南アジア最大の自動車生産国であることに加え、今後も自動車会社の生産能力の増強、工場新設が計画されていることから、自動車用高級鋼板需要のさらなる拡大が見込まれている。

 JFEスチールでは本事業を通じ、タイにおいて生産を拡大する自動車会社の現地調達要請に応えるとともに、より一層高度化する顧客のニーズに応える。

 製造品種は主に自動車向けの溶融亜鉛めっき鋼板で、生産能力は年40万t。製造可能寸法は板厚:0.4mm~2.3mm、板幅:800mm~1880mmとなっている。