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浜松ホトニクス、シンチレータなどを集約し開発強化と生産能力拡大

廊坊工場 新2棟外観廊坊工場 新2棟外観 浜松ホトニクスは、中国の製造販売子会社である北京浜松光子技術が主力拠点である廊坊工場(河北省廊坊市)に新棟を建設し、開発強化と生産拡大に向けて2月から稼動を開始すると発表した。

 新棟には、永清工場(廊坊市永清県)にあるシンチレータ(放射線を可視像に変換する結晶)とガラス加工を集約し、手狭になった第1棟から光電子増倍管以外の製品を移管する。これにより、第1棟を光電子増倍管の専用棟とするとともに、永清工場ではガラス溶解などの専用工場として設備を導入し、両工場ともに生産能力を倍増する。

 廊坊工場第1棟は、床面積12243m2、新棟は15000m2で、いずれも永清工場の同6200m2を上回る規模。能力倍増により5億元(約85億円)の売上に相当する生産が可能になるという。