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三菱重工業、小径ギヤなどの量産に適した歯車工作機械

三菱重工業「GE10A」 三菱重工業は、ドライカットホブ盤GEシリーズの新モデルとして、自動車の自動変速機(AT)を構成する小径ギヤなどの量産に適した歯車工作機械「GE10A」を開発した。北米の自動車製造業界を中心に拡販を図る。

 同品は、最大直径100mmの歯車に対応。X軸とZ軸の早送り速度を20m/分と従来の2倍にし、主軸とテーブルにダイレクトドライブモーターを採用することで高速化を図った。また、高速ローダーによりワーク交換時間を短縮、非加工時間2秒と従来比半分以下にした。高能率加工に向けては、切削工具(ホブ)の刃長を最大300mmとし、工具寿命を従来比で1.7倍に延長。さらに、ボルトレス設計によりワークを搬送するグリップを、工具を使わず簡便に段取り替えができる構造を採用し、ボタン一つで工具の自動交換を90秒で行える機能を搭載(オプション)したことなどで、非稼働時間を削減した。

 加えて、搭載するNC(数値制御)装置については、欧米の製造現場で多く使われている独シーメンス社製と、ファナック社製との選択が可能。そのほか、熱変位対策として主軸とテーブル軸に冷却機構を搭載することで、高い加工精度を実現する。

 北米では自動車のAT多段化が進んでおり、遊星ギヤユニットの中央部に位置するサンギヤや遊星ギヤとなるピニオンギヤの数が増加するとともに、ギヤの小型化・高精度化が加速する傾向にある。こうした市場ニーズを踏まえ、同社は粗加工機から仕上げ加工機までのラインアップを強みに、自動車のAT製造現場に対して小型・高精度ギヤの新しい量産ソリューションを提案する。