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ジェイテクトがタイにステアリング部品生産新拠点、メキシコでEPSの生産を開始

 ジェイテクトは、タイ国内自動車部品生産拠点において新工場を立上げ、ステアリングシステムのインターミディエイトシャフトで使用するクロスとシェルベアリングの現地生産を開始した。

 従来は、インターミディエイトシャフトで使用するクロスとシェルベアリングはジェイテクトグループでは東京工場でのみ生産をしていたが、今回の新工場立上げにより東京工場以外での生産工場を構えることとなる。また、来年にはニードルローラーベアリングの生産開始も予定しており、生産品の充実を進める。

 また、メキシコにおいては同国で初めてとなる生産拠点で電動パワーステアリングシステム(EPS)のコラムユニットとラックユニットの生産を開始した。各自動車メーカーの進出や生産拡大が広がるメキシコにおいて、同国の自動車メーカーのニーズを的確につかみ、製品の供給を行う。この拠点は、メキシコを含む米州への新たな供給戦略拠点と位置づけ、これまで日本を始め、世界各地で培ってきた電動パワーステアリングの技術、生産に関する知見を活かし、メキシコ市場において、競争力のある生産拠点としてEPSの供給を進める。

メキシコの工場外観