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アイシングループとトヨタ、プリウス向け電気式4WDユニットを共同開発

アイシングループなど「電気式4WDユニット カットモデル」 アイシン精機、アイシン・エィ・ダブリュ、アイシン・エーアイのアイシングループ3社は、トヨタ自動車と新型プリウス向け電気式4WDユニットを共同開発した。

 電気式4WDユニットは、モーターで後輪を駆動する電気式4WDシステムの駆動力を発生させる駆動ユニット。モーターで動力を発生させ、リダクションギアとデファレンシャルギアで駆動力に変換する。今回、新たに設定されたプリウスの4WD方式の駆動ユニットとして採用され、雪路など滑りやすい路面での安定した走行に寄与する。

 同品は、モーターとデファレンシャルギア軸を同軸化し、リダクションギアとの2軸構成によりユニットの小型化を実現し、車内スペースの確保に寄与している。また、磁力による引き摺り損失を抑えた磁石レスの誘導モーターと、ユニット内のオイルを貯めることでモーターのローターやギアの回転によるオイル攪拌損失を低減できるキャッチタンクにより高効率化を実現した。アイシン精機がユニット統括とハウジングなど、アイシン・エィ・ダブリュがモーター、アイシン・エーアイがギアとデファレンシャルなどを担当した。