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帝人、高機能不織布をベースに開発した自動車用防音材が新型プリウスに採用

V-WaveV-Wave 帝人は、同社のポリエステル製タテ型不織布「V-Lap」を成型加工して生産する、自動車用防音材「V-Wave」がトヨタ自動車が発表した新型「プリウス」のフロア用防音材として採用されたと発表した。

 V-Waveは、同社のV-Lapの特長である繊維を垂直方向に配向させた構造と、その加工技術を最大限に活かし、共同開発の林テレンプが主力製品として展開する自動車用防音材の開発技術を駆使することにより、従来の防音材と同等性能で約1/2の重量を実現した。さらには、リサイクルポリエステル繊維を原料として使用していることから環境配慮にも貢献しており、こうした特性が評価されたことにより、このたびの採用に至ったという。

 帝人と林テレンプは、この新型「プリウス」への採用をはじめ、自動車吸音材用途における事業展開を加速しており、両社連携による生産体制を強化するため、岐阜県安八郡神戸町に「V-Lap」の生産工場、および「V-Wave」の生産工場を設置している。