日立金属、ガソリンターボ車向けにエンジン用耐熱鋳鋼の生産能力を増強

日立金属「ハーキュナイトの製品例」ハーキュナイトの製品例 日立金属は、自動車の省燃費化のために急増が予想されるガソリンターボ車向けに、エンジン用耐熱鋳鋼「ハーキュナイト」の増産投資を行い、生産能力を6割増強すると発表した。九州工場において、鋳造ラインの増強、加工設備の増強、砂型製造工程の合理化を行う。

 自動車の省燃費技術として、小型化したガソリンエンジンにターボを組み合わせるダウンサイジングコンセプトが世界的に注目されている。ダウンサイジングコンセプトを適用したガソリンターボエンジンの採用は、これまで欧州メーカーが中心だったが、米州でも採用が進み、ハイブリッド技術が先行する日本でも採用が広がりつつあるという。他の省燃費技術と比較してコスト的なメリットもあることから、今後は米州、アジア地域での需要急拡大が期待されている。

 このガソリンダーボエンジンに同社のハーキュナイトが使用される。鉄製の鋳物として高い耐熱温度を実現しているだけでなく、顧客ニーズに応じた形状、素材設計技術でターボエンジンの需要急拡大とともに同品の需要急拡大が見込まれている。