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ターボ機械協会、水車をテーマにセミナーを開催

 ターボ機械協会は4月27日、東京都新宿区の早稲田大学西早稲田キャンパスで、「第137回セミナ:水車」を開催する。

 地球温暖化対策として太陽光、風力、波力など再生可能エネルギーの活用が進められる中で、水力発電はエネルギー密度が高く、安定的かつ継続的に電力を発生できる電源として注目を集めている。水力発電はまた、長年にわたる実績に培われた信頼性の高い、安心安全な技術のため、世界的に見直される機運にあり、国内でも新規開発をはじめ、既設発電所の劣化低減対策、老朽化した発電所の一括改修など、クリーンな水資源を継続的に有効活用する努力が続けられている。

 そこで本セミナーでは、水力発電の主要機器である水車・ポンプ水車について、2018年に改訂版を発刊する予定の「ハイドロタービン 改訂版(仮称)」の内容に基づいて、基礎知識・理論から新技術、および最近注目を集めている小水力発電について解説・紹介する。

会場 : 早稲田大学西早稲田キャンパス55N号館 1階 大会議室(東京都新宿区大久保3-4-1)
参加費 : 会員 32,400円,非会員 43,200円,学生 5,400円 (税込・テキスト含む)

プログラム

10:00~11:30 「水車ポンプ水車の基礎知識」宮川 和芳氏(早稲田大学)…水車・ポンプ水車の基礎知識として、流体エネルギーの回転エネルギーへの変換理論を始めとする基本事項について解説する。

11:30~12:15 昼休憩

12:15~12:50 早稲田大学 宮川研究室 水車ポンプ模型試験見学(希望者のみ)

13:00~14:00 「水車性能設計の新技術」手塚 光太郎氏(東芝)…コンピュータを利用した流れ解析技術や、これを用いて開発された新型ランナなどの事例を含む新技術について解説・紹介する。

14:10~15:10 「水車性能の評価試験」谷 清人氏(日立三菱水力)…新技術を用いて設計する水車性能の評価について、解析や実験を通して紹介する。
15:20~16:20 「キャビテーション」井筒 研吾氏(富士 フォイトハイドロ)…水車ランナ壊食原因の一つであるキャビテーションについて発生の理論を解説し、事例、対策、補修方法を紹介する。

16:30~17:30 「小水力発電」飯尾 昭一郎氏(信州大学)…農業用水などの既設水路を活用した小水力発電について、研究から実用化までの取り組みについて解説・紹介する。

開催日

2018年4月27日 (金) 10:00~17:30 (9:30開場)

参加費

会員 32,400円,非会員 43,200円,学生 5,400円 (税込・テキスト含む)

会場

早稲田大学 西早稲田キャンパス55N号館 1階 大会議室
東京都新宿区大久保3-4-1
https://www.waseda.jp/top/access/nishiwaseda-campus

申込先

ターボ機械協会事務局
〒113-8610 東京都文京区本駒込6-3-26 日本工業出版ビル
TEL:03-3944-8002,FAX:03-3944-6826
E-mail: turbo-so@pop01.odn.ne.jp