ジェイテクト、ABSセンサ内蔵駆動輪用ハブユニットを開発

 ジェイテクト(Tel.052-527-1900 、 http://www.jtekt.co.jp )は、軽量化とアクスルユニットの組立工程の簡素化を実現した駆動輪用の「シール別体型ABSセンサ内蔵ハブユニット」を開発した。シールとABSセンサを別体とし、軽量化、コストダウンを実現する。

 近年の車両運動制御の進化により、ABSをはじめとしたシステム制御技術が導入され、足回り部品への荷重が増大している。そうした状況の中、ハブユニットには、ばね下重量の軽量化やアクスル周辺部品の設計自由度向上のため、小型・軽量化が求められ、ABSセンサには信頼性が求められている。

 ブレーキのロックを防止するABSの制御は、車輪の回転速度を検知して行うため、前後輪の軸受周辺にセンサを搭載する。今回の開発品は、ABSセンサをハブユニット※1に内蔵することで、従来ナックルに必要だったABSセンサ取付座が不要となり、小型・軽量化が可能となる。また、ABSセンサカバーとドライブシャフトとで隙間詰め部位を設けたラビリンス構造とすることで、防水性を高め、従来必要だったデフレクタ※2が不要となり部品点数を削減するとともに、ナックル加工やアクスル組立工程の簡略化により、コストダウンを実現する。ABSセンサは、センサカバーにボルトで固定する脱着式とし、軸受のサイズに関わらず汎用センサを共通で使用することができるため、市場でのABSセンサ交換も容易となる。

※1 ハブユニット:自動車の車体とホイールをつなぐハブと軸受をユニット化した足回り部品。
※2 デフレクタ:ハブユニットへの被水性を軽減させるため、ナックルまたはドライブシャフトに設けたラビリンス部材。