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NTN、自動車トランスミッション用超高負荷容量円すいころ軸受を開発

 NTN(Tel.03-5487-2820、 http://www.ntn.co.jp )は、使用条件が厳しくなる自動車のトランスミッションやデファレンシャルギア向けに、高負荷容量・高剛性を図った「超高負荷容量円すいころ軸受」を開発した。ころ本数、ころ長さを極限まで増加し、大幅な小型・軽量化を可能にする。

 近年、環境保護の要請による自動車の低燃費化と、走行快適性を高めるためのエンジンの高出力化やトランスミッションの多段化が進む傾向にあり、軸受には同一負荷容量での小型軽量化、または同一軸受寸法内での負荷容量の増加が求められている。

 NTNではこうした課題に対し、ころ間すきまを小さくし、ころ本数を極限まで(総ころ軸受とほぼ同等)増加させた「高負荷容量円すいころ軸受」を開発、2005年から量産しているが、今回さらに内輪の小鍔(しょうつば)廃止、ころのバラケ防止機能を持った新型樹脂保持器を採用し、ころ長さの最大化を図った「超高負荷容量円すいころ軸受」を開発した。また、開発品では、独自の長寿命化技術であるFA熱処理を適用し、一層の小型・軽量化、長寿命化を行っているという。

 開発品では、軸受質量58%低減の軽量化と外径17%、幅25%小型化のほか、軸受剛性を16%向上、さらに清浄油潤滑下での寿命を5倍向上している(FA熱処理を適用した場合の同社従来品(4Top軸受)比)。

 用途は、自動車用トランスミッション、デファレンシャルギアで、NTNでは自動車の軽量化、低燃費化に貢献する商品としてグローバルに市場展開、2014年に年間10億円の販売を目指す。