NTN、長寿命の補機用高温樹脂プーリユニットを開発

 NTN(Tel.03-5487-2820、 http://www.ntn.co.jp )は、エンジンの補機ベルトに使用されるアイドラプーリとして、軽量で長寿命な「補機用高温樹脂プーリユニット」を開発した。

 近年、自動車の低燃費化要求の高まりからプーリユニットの軽量化が求められ、樹脂プーリユニットの採用が増加している。

 しかし、樹脂プーリユニットは、放熱性が悪く軸受が高温になりやすいため、軸受のグリース寿命を著しく低下させるほか、高温になると樹脂と鋼の線膨張差から外輪とプーリが滑る(クリープ)現象が起き、プーリから軸受が外れる危険性があり、樹脂プーリユニットの需要が増加するとともにこれらの課題解決が求められていた。

 開発した樹脂プーリユニットは、従来の樹脂プーリユニットから軸受外輪の放熱面積を増加させ、軸受外輪温度を低下させることを実現、さらに長寿命グリースの開発により、従来の樹脂プーリユニットと比べ2倍以上、鉄プーリユニットと比べても同等以上に軸受寿命を向上させつつ重量を65%低減させた。また、軸受外輪挿入部の樹脂容積を増やすとともに、軸受外輪に施したクリープ防止溝の形状を見直し、外輪とプーリが滑る(クリープ)耐力を2.2倍向上させた。

 用途は補機ベルト用アイドラプーリで、NTNでは自動車の燃費向上に貢献する商品として、グローバルに市場展開、2010年に年間4億円の販売を目指す。