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日立金属、インド・自動車用鋳物メーカーと技術・販売提携

高靱性ダクタイル鋳鉄「HNM」高靱性ダクタイル鋳鉄「HNM」 日立金属( http://www.hitachi-metals.co.jp )と日立金属グループの韓国Nam Yang Metals Co.,Ltd. (以下 南陽金属)は、インド VIKASグループのRPS VIKAS Castings Pvt.Ltd.(以下 RPSビカス社) およびGarima Vikas Metals Pvt.Ltd.(以下 ガリマ社) と自動車用鋳物について技術・販売提携をしたと発表した。自動車生産台数が増加しているインドにおいて、現地企業と技術・販売提携を行うことで、インド市場への展開を加速する。

 今回の提携で2月から、VIKASグループへの技術支援を開始し、高度な技術が要求されるサスペンション部品について生産委託体制の構築を始める。市場としての重要性がさらに高まると予想されるインドにおいて、競争力の高いサスペンション部品の生産を可能とすることで、インド市場への展開を加速し、日立金属グループのグローバルでの成長を目指す。2016年度にサスペンション部品で20億円の販売を見込んでいる。

 日立金属グループで生産する自動車用の高靱性ダクタイル鋳鉄「HNM」は、高強度でありながら靱性が高い(粘り強い)特長があることから、自動車の重要保安部品であるサスペンション部品を中心に使われている。最近では、日立金属が、従来製品よりも2割以上も軽量化したサスペンション部品を開発し、採用が拡がっている。