アイシン精機、アルミダイカスト部品の生産を行う新工場棟を稼働開始

 アイシン精機は、昨年から増築を行っていた西尾ダイカスト工場南棟の稼動を開始した。2018年3月までに全7ラインの稼動体制となる。

 アイシングループでは、乗用車用オートマチックトランスミッション(以下A/T) の生産量拡大に対応するため、A/T用トランスミッションケースなどアルミダイカスト部品の生産を行う西尾ダイカスト工場の敷地内に建屋を増築し、生産能力を増強する。

 増築した南棟は、「技術と人のイノベーションによる、世界で勝てるダイカスト工場の実現」をコンセプトに、品質や生産性の向上に加えて、働く人の安全や環境にも配慮した最新鋭の工場となっている。

 品質・生産面では、省人化や管理のしやすさを目指して、工場中央部に作業動線を集中させ、ダイカスト設備をその両脇に配置している。安全面においては、溶解エリアと生産区の分離や物流動線の確保によって、災害発生リスクを抑える。

 また、溶湯(溶解したアルミ)をダイカスト設備に移送する工程については、溶解炉からダイカスト設備まで直結する樋を設置したことで、溶湯搬送の自動化を実現し、安全上のリスクを大幅に低減するとともに、溶湯品質の向上に寄与している。

 働く環境という面では、稼動中高温になるダイカスト職場の風通しを良くするために、地下道や吹き抜けなど建屋設計の工夫をしている。また、積極採光と内装白色化による職場内の明るさを向上させるなど、より快適に働くことができる環境づくりを行った。
アイシン精機「西尾ダイカスト工場南棟 外観」西尾ダイカスト工場南棟 外観