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バイオトライボロジー研究の第一人者、笹田直氏が逝去

 東京工業大学名誉教授でわが国バイオトライボロジー研究の第一人者である笹田 直(ささだ・ただし)氏が10月29日11時50分、骨髄異形成症候群のため逝去した。享年79歳。

 神奈川県鎌倉市のカドキ ホールで、通夜式が11月2日に、告別式が11月3日に執り行われる。

 笹田氏は、東京大学工学部精密工学科でわが国トライボロジー研究の始祖・曾田範宗氏に師事、卒業後は日本精工に勤務し、さらに東京大学航空研究所助手を経て、東京工業大学教授、千葉工業大学教授を務めた。主な研究分野は摩擦摩耗、医工学および液体物性。著書に「バイオトライボロジー」産業図書(1988)がある。