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ホンダ、ナイジェリアで四輪車の生産を開始

 ホンダは、四輪車の市場拡大が見込めるアフリカ西部のナイジェリアにおいて、7月10日に「Accord(アコード)」の生産を開始したと発表した。

 ナイジェリアの現地法人、ホンダオートモービル・ウエスタンアフリカの新工場は、アフリカにおける初の同社の四輪車生産工場となる。既存の二輪車生産工場の敷地内に、四輪車を生産する設備を導入し、年間1000台の生産能力で稼働を開始した。

 同社は、ナイジェリアで1980年から二輪車の生産・販売を行っている。2013年には、ナイジェリアで四輪車事業の現地法人を設立し、輸入・販売を行ってきた。今回、二輪車事業で培った知恵や手法を活かし、「需要のあるところで生産する」という同社の考えに基づき、ナイジェリアの顧客向けに現地生産を行う。

 同社はアフリカを新成長市場と位置付けている。主な拠点として、2000年に南アフリカに現地法人を設立。アフリカ南部における二輪・四輪・汎用のビジネス拡大に取り組んでいる。また、アフリカ東部に位置するケニアには2011年12月に四輪車の販売事務所を開設。さらに、2013年3月には、二輪車の生産・販売機能を備えた現地法人を設立した。