ジェイテクト、自動車駆動部品用低トルク円すいころ軸受を開発

ジェイテクト次世代超低トルクTRB(LFT-Ⅳ) ジェイテクトは、同社従来品より50%の低トルクを実現した円すいころ軸受「超低トルクTRB(LFT-Ⅳ)」を開発した。自動車のトランスミッションの内部やデフユニットのピニオン支持などに使用される。

 円すいころ軸受は、自動車駆動部品「トランスミッション」、「デファレンシャル(デフ)」の油潤滑下で使用される。しかし円すいころ軸受は、ころが傾斜しているため、ポンプ作用があり、「潤滑油粘度が高い」「給油量が多い」「高回転」といった部位(デフドライブピニオン軸支持等)では潤滑油の攪拌損失が大きくなってしまうという問題があった。

 同社では、その潤滑油の攪拌損失の低減に着目し、2006年に軸受内部に流入する潤滑油量を抑制して大幅な低トルク化を実現した「超低トルクTRB(LFT-Ⅲ)」を開発、今回、さらなる自動車の低燃費化ニーズに応えるため、徹底的に攪拌損失低減を追及した、「次世代超低トルクTRB(LFT-Ⅳ)」を開発した。同品は、設計自由度の高い樹脂製の保持器を採用。CAEを活用した油流れ解析による保持器形状の最適化を図ることで、これまで以上に軸受に流入する油量を低減することに成功した。結果として従来品と比較して最大50%以上の損失低減を実現した。また樹脂製の保持器を採用することで、保持器ところとの摺動抵抗低減、保持器の軽量化、耐焼付き性の向上などの効果も得られ、今後の駆動系ユニットの潤滑油の低粘度化や油量削減にも対応し、トータルでの燃費改善に寄与する。