日立製、南ア科学技術省と電力技術者育成プログラムを創設

 日立製作所( http://www.hitachi.co.jp )はこのほど、南アフリカ共和国科学技術省(DST)と共同で、南アフリカの若手技術者を育成する「日立-DST南アフリカ技術者育成スカラシップ・プログラム」を創設した。同プログラムは、南アフリカの電力関連企業で働く若手技術者を日本に招聘し、日立の工場での実習や日本の電力会社訪問などを含む5ヵ月間の技術研修プログラムを行うもの。

 日立とDSTは、本プログラムの募集を1月末に南アフリカで実施、3月末には3名の日立への技術派遣者を決定する。選抜された技術者は9月に来日、2010年2月まで技術研修を行う予定。

 2008年5月に横浜市で開催された、アフリカの開発をテーマとする国際会議TICAD IV(第4回アフリカ開発会議)でも、アフリカ地域における人材育成支援の重要性が指摘されており、こうした背景も含め、近隣諸国にも電力を供給している南アフリカにおいて、日立とDSTが共同で本プログラムを実施することを決定したもの。

 南アフリカでは、電力需要が堅調に伸びており、今後も多くの新規発電プラントの建設が計画されている。日立は、2007年10月と2008年に3月に、南アフリカの大手電力会社であるEskom社から、環境に配慮した効率性の高い石炭火力発電プラント用ボイラー設備一式を受注しており、南アフリカ共和国での石炭火力発電設備のプロジェクトにも参画している。