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ミネベア、英国スキグネス工場の閉鎖に向け協議を開始

 ミネベア( http://www.minebea.co.jp )は、100%出資の英国子会社であるNMB-MINEBEA UKのスキグネス工場閉鎖に関して、同工場労働組合との協議を開始する。

 NMB-MINEBEA UKは、ボールベアリング製造のスキグネス工場、ロッドエンド・スフェリカルベアリング製造のリンカーン工場とブラックネル事務所の3拠点を有しているが、このうちボールベアリング製造拠点であるスキグネス工場を閉鎖するとの提案を公表、組合側との協議に入る。

 昨秋の米国金融危機に端を発した世界的な景気減速に伴い、同工場の主要顧客である欧州の自動車関連業界での需要が激減、同工場で生産するベアリング需要も急速に減少し、生産能力維持が困難な状況に陥っていた。今後、組合との90日間の協議の結果に従い、順次手続を進めていく。

 ミネベアでは、「2010年3月期通期の業績に与える影響について、現時点では適切な数値の予想が困難なため、本件による影響を精査した上で速やかに公表したい」としている。