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マツダ、アイドリングストップシステムで海外誌年間技術革新賞を受賞

 マツダ( http://www.mazda.co.jp)が自社開発した、アイドリングストップシステム「i-stop(アイストップ)」が、南アフリカ共和国で最も権威ある自動車雑誌の一つである「Car」の2009年技術革新賞を受賞した。
MZR2.0 DISI i-stop搭載新型「Mazda3」(欧州仕様車)
 アイドリングストップシステムは、信号待ちなどのアイドリング時にエンジンを自動的に停止し、発車時に再始動させる機構で、新型『Mazda3(日本名:マツダ アクセラ)』などが含まれる小型車クラスの場合、アイドリングを停止しない場合に比べ、国内の一般的な燃費計測基準で約10%燃費を向上できる。

 一般的なアイドリングストップシステムではセルモーターによりエンジンを再始動する仕組みを採用しているが、「i-stop」では、エンジンのシリンダーに直接ガソリンを噴射して燃焼の力を利用する技術により、再始動の時間を一般的なシステムの約半分となる約0.35秒までに短縮している。また、再始動時の騒音や振動を極力抑えることにより、違和感の少ない操作性も実現している。

 マツダは、この「i-stop」を新型「Mazda3」で初めて実用化、今後その他の車種にも展開していく予定で、「このような新商品を今後順次導入していくことで、2015年までに全車種の平均燃費を2008年比で30%向上させ、走る歓びと環境性能が調和したクルマを提供し続けたい」としている。