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豊田自動織機、PHV・EVのスマート充電システムを開発

スマート充電システム(豊田市役所に設置)スマート充電システム(豊田市役所に設置) 豊田自動織機( http://www.toyota-shokki.co.jp )は、複数台のプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)を効率的に充電するスマート充電システムを開発したと発表した。

 これはトヨタ自動車など28の企業や自治体が参加する「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト」の事業の一環。2012年1月から3月まで豊田市と協力して市役所など豊田市内7ヵ所にこのシステムを運用し、複数台を同時充電する際のユーザーへのサービスのあり方と、充電インフラ設置管理者から求められる電力量の制御方法を検証する。

 公共施設、商業施設の駐車場や集合住宅の駐車場など、複数台のPHV・EVを同時に充電する環境において充電設備を運用する場合、設備能力や契約電力量に合わせた充電電力の制御が必要となり、こうした制御技術は、低炭素社会の実現と充電インフラの普及に欠かせない。

 今回開発したシステムでは、スマート充電コントローラが、PHV・EVに対し充電する電力量を制御する。接続する車両ごとに入力電流を変化させ、既存の設備能力、契約電力量にあわせてピーク電力を制限し、設備の稼働率100%を実現することで、電力の利用効率向上と設備導入・運用コストの低減が可能となる。