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三菱自動車、フィリピンにおけるコンポーネント生産拠点の強化

 三菱自動車は、フィリピンにおける自動車用トランスミッション・エンジン生産会社であるエイシアン・トランスミッション・コーポレーション(ATC)の株式を、同国における生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(MMPC)および双日から譲り受けたと発表した。これにより三菱自動車は、ATC株式の90%を保有することになる。

 ATCは、コンポーネント生産拠点として、MMPCおよびアセアン地域を中心に、自動車用トランスミッション・エンジンを供給しており、今回のATC資本再編により、三菱自動車はコンポーネント生産事業の管理強化を図る。その上で、アセアン地域内の優位性を活用し、本年9月より新型トランスミッションをATCで集中生産し、利益拡大を目指す。