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デンソー、メキシコでの事業を拡大

 デンソーは、北米における自動車生産の拡大に対応するため、メキシコの生産拠点、デンソー・メキシコ社(DNMX)のアポダカ工場を拡張する。また、デンソーのグループ会社である浜名湖電装は、2014年4月1日にメキシコに自動車用エンジン関係部品を生産する新会社ハマデン・メキシコ社(HDMX)を設立した。

 DNMXの工場拡張に伴う投資額は5380万USドル(約53.8億円)で、今回の拡張により、トランスミッション用部品の製造ラインを新設し、2015年12月から生産する予定。
DNMXの本社工場であるアポダカ工場は、1996年からメーター、空調制御パネル、可変カムタイミング(VCT)システムを生産している。DNMXはアポダカ工場以外に、ヌエボ・レオン州グアダルーペ市、グアナファト州シラオ市に工場があり、センサー類、カーエアコン、ラジエーターなどを生産している。

 HDMXの投資額は3580万ドル(約35.8億円)で、2018年度までには約340人を採用する予定。同社は、2015年1月から工場建設に着工し、同年8月に完成予定。2016年8月頃からエンジン制御用や空気流量を制御するためのソレノイドなどの生産を順次開始し、北米をはじめ南米に供給していく。浜名湖電装の海外拠点は、インドネシア、ベトナムに次いで3社目になる。