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愛知製鋼、本社鍛造工場とタイ子会社にクランクシャフト鍛造用ライン建設

鍛造工場 4500tプレスライン鍛造工場 4500tプレスライン 愛知製鋼は、2013年度から建設を進めてきたクランクシャフト鍛造用の同型4500tプレスラインを本社鍛造工場とタイの鍛造子会社にそれぞれ建設し、2015年4月から稼動を開始する。

 同社の本社鍛造工場は、主力品種である中大型エンジン用クランクシャフトの製造をメインとしてきたが、プレスライン設備の老朽更新タイミングを機に、小型・軽量クランクシャフト製造に適したダウンサイズプレスでの設備更新を行う。これにより自動車マーケットの省燃費化・低コスト化ニーズに応え、品種の軸足を中大型から中小型へとシフトしていく予定である。

 また、ASEANでの中・小型エンジンの現地生産需要の伸びに応えるため、ほぼ同時期にタイの製造拠点である鍛造子会社に同型プレスを新設し、2014年12月9日に竣工式を執り行なった。立ち上げは、トヨタIMV搭載のディーゼルエンジン用クランクシャフトによって生産を軌道に乗せ、今後は主要顧客であるトヨタグループ向けにとどまらず、農機・建機を含めた幅広いユーザーに順次対応していく予定。