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ホンダ、インドネシア・スポーツバイクの年産能力を50万台拡大

 ホンダのインドネシアにおける二輪車生産・販売合弁会社であるピー・ティ・アストラ・ホンダ・モーター(以下、AHJ )は、経済成長を続けるインドネシアにおいて、高付加価値商品であるスポーツバイクの需要に対応する安定供給を実現するため、AHJのカラワン工場(第4工場)の年間生産能力を50万台拡大し、スポーツバイクを専用に生産することを決定した。

 この能力拡大により、既存の工場と合わせたAHJの年間生産能力は580万台となる。ジャカルタ中心部から東に約70kmにあるブキットインダ工業団地で今年5月に稼働したカラワン工場の生産能力を年間110万台から50万台増強した年間160万台とし、2015年中の稼働開始を予定している。工場への投資額は1兆9000億ルピア(約169億円)で、新たに約1500名の従業員を採用する予定。新設となる生産ラインは、最新技術投入による要員効率最大化、高品質・高品位製品の実現、さらに将来のスポーツバイク市場の拡大を視野に拡張可能なレイアウトとしている。また、環境面では、CO2排出量の削減や自然エネルギーの活用による省エネ化を図り、従業員・地域社会・自然環境に優しい低炭素工場を目指しす。

 インドネシアの二輪車市場はインド、中国に次ぐ世界第3位の巨大市場であり、さらなる需要拡大が見込まれている。2014年の二輪車販売台数の合計は約800万台に迫る見通しで、AHJの2014年の販売は、過去最高を大幅に更新する500万台を超える見通し。