IHIエアロスペース、ボーイング社より静止衛星用メインエンジンを受注

IHIエアロスペース「今回受注した衛星用エンジンと同型のIA製衛星用エンジン」ボーイング社より次世代衛星インテルサット35e向け静止衛星用メインエンジンを受注 IHIエアロスペース(IA)は、米・ボーイング社の100%子会社の大手人工衛星メーカーであるボーイング衛星システムズインターナショナル社(Boeing Satellite Systems International, Inc., 以下ボーイング)より静止衛星用メインエンジンを受注した。IAが製造するエンジンは、ボーイング社が製造する702MPバスの一部として、米インテルサット社が運営する人工衛星インテルサット35eに搭載される。

 今回受注した衛星用エンジンは、人工衛星を軌道へ投入するために使用される推進装置であり、推力500N(ニュートン、約50kgf)と世界最高の燃費性能を有するIAが独自に開発したエンジン。IAの衛星用エンジンは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の実用衛星や海外メーカーの衛星にも数多く搭載されており、138台におよぶ海外向け受注実績を有している。

 今回のボーイング社からの受注によりIAは、米・ロッキード・マーチン社のA2100衛星バスや米オービタル・サイエンシズ社のGEOSTAR衛星バスなどを含めて、N2H4(ヒドラジン)およびMON3(酸化剤)を燃料とする米国の主要な静止軌道衛星にエンジンを供給することになる。