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NTN、dmn値335万の工作機械主軸用単列円筒ころ軸受を開発

 NTN(Tel.0594-24-3819、http://www.ntn.co.jp)は、マシニングセンタなどの工作機械主軸を対象に、世界最高速レベルの超高速運転を可能にする「新ジェット(MQCJ)潤滑対応単列円筒ころ軸受」を開発した。

 近年のマシニングセンタや複合工作機械の主軸系では、加工効率と被加工物の表面品位の向上のため高速化が要求されている。従来のジェット潤滑は、毎分数Lの多量の潤滑油を軸受内部に強制的に給油する方法のため潤滑信頼性は高いが、一方で攪拌抵抗が大きく主軸としての動力損失が大きくなり、駆動モータの大型化や消費電力が大きくなるといった問題があった。

 そこでNTNでは、潤滑油を内輪に噴射し、最適少量を軸受内部に供給、残りの多くの油を内輪冷却に使用する新たなジェット潤滑機構「MQCJ潤滑」(Minimum Quantity and Cooling Jet潤滑)を4年前に開発し、2年前にアンギュラ玉軸受で商品化している。今回は、そのMQCJ潤滑技術を単列円筒ころ軸受に適用したもの。

 本製品では、油潤滑において最大dmn値335万(同社従来エアオイル潤滑に対して45%向上、軸受内径φ55mmで回転速度45,000min-1)と、世界最高レベルの超高速運転を実現したほか、動力損失を従来のジェット潤滑比で約1/2に低減する。また外筒冷却油と軸受潤滑油を兼用、給排油システムを簡素化している。

 用途は、工作機械用超高速主軸 (金型加工用およびアルミ加工用マシニングセンタ)。