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NSK、25,000min-1の高速・高出力グリース補給スピンドルを開発

 日本精工(NSK、Tel.03-3779-7050、 http://www.jp.nsk.com/jp )は、高速・高能率加工用に世界最速回転を実現した「25000min-1高速・高出力グリース補給スピンドル」を開発した。微量のグリースを補給することで、従来、オイルエア潤滑でしか実現できなかった高速回転を可能とし、長寿命を実現するほか、グリース潤滑の特徴である環境・省エネに貢献する。2009年1月から販売を開始、2010年に4億円の売上げを目指す。

 工作機械の中でも、生産の多くを占めるマシニングセンタの主軸は、高速化が進んでおり回転速度が10,000min-1を超えるものが増えており、こうした高速主軸の軸受潤滑はオイルエア潤滑が主流となっている。しかしオイルエア潤滑や噴霧潤滑では、加工時にオイルの大気への噴霧やエアの大量消費などの問題があり、最近のトレンドとして高速主軸においても環境・省エネ対策のためグリース潤滑化の要求が高まっていた。

 本製品は、軸受内径φ70mmクラスで、グリース潤滑による世界最高速となる25000min-1を実現したほか、高出力ビルトインモータの採用で最高出力30kWを実現。

 オイルエア潤滑のような風切り音が発生しないほか、高速ビルトインモータ主軸用の多面バランス修正技術により低振動を実現した。

 グリース潤滑のため、軸受潤滑用オイルと軸受潤滑用エアの消費ないほか、大気中への軸受潤滑オイルの飛散がない。