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自動車工業4団体、2010年新春賀詞交歓会を開催

 日本自動車工業会(自工会、 http://www.jama.or.jp )、日本自動車部品工業会(部工会)など自動車工業4団体は1月5日、東京・虎ノ門のホテルオークラで「2010年自動車工業新春賀詞交歓会」を開催した。

 当日はまず自工会の青木 哲会長が、経済環境が依然不透明な状況ながらも四輪車のエコカー減税の継続や購入補助制度の延長などの効果を見込み、本年の国内需要見通しを四輪車が480万台、二輪車が40万台と発表した後、「日本の自動車産業はわが国の基幹産業として広い裾野産業を持ち、日本経済や地域社会の発展に寄与するという大きな使命と責務を担っている。関係省庁・関係業界などあらゆる方面と緊密かつ迅速な連携を図りつつ、自動車工業4団体が一丸となってこの困難な局面を乗り切り、その役割を全うしていきたい。①安全と環境への取組み②自由貿易推進のための国際的な相互理解と協力の促進に関する取組み③クルマの夢・楽しさの訴求と快適な利用環境への取組みを事業の柱として積極的に展開していく」と語った。続いて来賓の挨拶に立った直嶋正行・経済産業大臣が、「総額100兆円に及ぶ第2次補正予算、2010年度予算を成立させ、現下の景気を軌道に乗せ、成長戦略を早期に練り上げ、着手していきたい。自動車産業はわが国の成長を支える基幹産業。関係各位にあっては、自動車産業の持つ大きな役割と責務を自覚しながら取り組んでほしい」と激励した。

 さらに前原誠司・国土交通大臣に代わって三日月大造・国土交通大臣政務官が「自動車は夢であり、足であり、不可欠な力であり、働く人の糧。我々も低公害車の普及・開発促進、交通渋滞の緩和など、地球温暖化問題に対応しつつ国民に納得いただける道路づくりや公共事業に全力を挙げ取り組みたい。自動車産業の力と強みを生かして、雇用の拡大や夢であり楽しさであるクルマの復権に努めてほしい」と語った後、部工会・信元久隆会長乾杯の挨拶で懇親会に移った。