トライボコーティング技術研究会、第1回研究会・総会を開催

in

井上氏の講演の模様 トライボコーティング技術研究会( http://www.tribocoati.st )は6月 4日、東京・西が丘の東京都立産業技術研究センターで、平成22年度第1回研究会・総会を開催した。

 当日は大森 整会長(理化学研究所主任研究員)の開会挨拶に続いて、以下のとおり講演が行われた。

「多層膜X線ミラーの作製・評価・特性とその応用」竹中久貴氏(NTT-ATナノファブリケーション)…多層膜X線ミラーの作製方法と半導体のEUVリソグラフィーやX線望遠鏡などへの応用例を解説したほか、耐熱性、耐酸化性、耐攻撃性など耐久性が必要であるといった今後の適用への課題を示した。

「高速な光透過率変化特性を有する薄膜材料」井上泰志氏(千葉工業大学)…電気で可逆的に色が変わるエレクトロクロミック(EC)窒化インジウム薄膜材料について、表面に付着物する吸着誘起型であること、Ga、Snなどの添加でバンド構造が変わり色変化波長領域がシフトすること、色変化の上で耐久性の向上が工業上重要な課題であることを解説した。

 引き続き平成22年度総会が開催、平成21年度活動報告・会計報告が行われ、平成22年度活動計画が発表された。今回は役員の改選があり、大森会長、熊谷 泰副会長(ナノコート・ティーエス)が再選したほか、新任で副会長に野村博郎氏(松山技研)が就任した。

 次回研究会は7月30日、東京・丸の内のサピアタワー(関西大学東京センター)でドライコーティング研究会との合同技術研究会として開催される予定。