ミネベア、スマートライティング最新技術でフェア開催

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 ミネベアは7月26日~28日、東京・三田の東京本部で、「ミネベアライトフェア2016」を開催した。自社の光学・回路・モーター・無線技術を融合し、リモコン操作による水平・垂直・配光角度・照度の制御が可能なLED照明器具「SALIOT(サリオ)」の最新技術を披露した。

 同社は、スマートフォン用LEDバックライトで培った導光板の技術・樹脂成形型技術を応用し、業界で初めて、光の配光角を自動で可変できるLED照明器具「SALIOT(サリオ)」を開発、2015年7月から量産・販売を開始している。
 SALIOTは発光ダイオードとレンズの距離をモーターで制御することで、光の照射域や角度を10°~30°まで調整できるだけでなく、無線技術を応用した独自のソフトウェア開発によってスマートフォンやタブレットで配光角・明るさ・上下・左右を容易に制御できる。従来、大型・高天井に設置される照明の調整は脚立や調整棒による手作業で行われ、作業に危険と手間を伴うものだったが、SALIOTはコントローラー一つで様々な光の照射域・角度を100台まで制御できるため、国内外の百貨店やショッピングモール、美術館や博物館、自動車のショールーム、イベントスペースなどで採用が進んでいる。

 今回のフェアでは、すでに採用されているスポットライト製品やダウンライト製品で配光角、水平・垂直動、明るさなど変える実演がなされたほか、SALIOTの中核技術となる、微細なプリズムパターンを組み込み光を自在に操る厚さ1mmの超短焦点レンズや、ボールベアリング技術を応用し小型・軽量・高効率の省エネモーターなども展示した。高出力照明の発熱対策としては、セラミック球採用の長寿命ハイブリッドベアリングを使用した耐水・耐塵・耐油・耐ガス・耐塩害など耐環境性能に優れるDCファンモーターを紹介。水中で回すデモンストレーションを行った。
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 また参考出品として同様にスマートフォン・タブレットでコントロールできるスタジアムライトが展示されたほか、100%子会社としたスイスParadox Engineering SA社の無線通信技術を用いた街路灯やスマートシティーのデモンストレーションも展示された。開発中の技術として次世代の新モデルなどが紹介された。

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