ジェイテクト、高負荷容量の超薄肉深溝玉軸受を開発・量産開始

 ジェイテクトは、背反関係にあるコンパクト化と高容量化(長寿命化)の双方を向上させた超薄肉深溝玉軸受を開発、グループ会社のダイベアで量産を開始した。国内外の産業機械メーカーに提案、2021年に5億円/年の売上を目指す。

 近年、ロボット市場はアジアを中心に急速に拡大、特に製造業用では自動車、スマートフォン・タブレット関連などで、非製造業用では介護、家庭などで今後旺盛な需要が見込まれている。人と共存・協調するロボットには、製造業では小スペース化、介護・家庭では利便性が求められることから、コンパクト・軽量・長寿命・省エネが常に要求される。要素部品の軸受についても同様の性能が求められるが、コンパクト化と高容量化(長寿命化)は背反する関係にあり、その両立は常に困難な課題を伴うものの、ユーザーからの要求はますます高まってきていた。

 これに対しジェイテクトでは、一層の薄肉化に対応する加工精度を確保し、軸受軌道輪肉厚を従来品(68シリーズ)比で約50%薄肉化することに成功、外径を90%に低減しコンパクト化を実現した。

 また、新製造法によって保有転動体数を従来品(68シリーズ)比で50%増加、これにより動定格荷重を10%、静定格荷重を30%向上させ、 約1.3倍の長寿命化を実現した。
ジェイテクト図